以前製作した1/72 T-90A に続いて、おなじロシア軍の1/72 T-80Bを作ってみます。カッコいいような、でもなんとなくやる気のないようなパッケージのこのモデル、中身もちょっと、造形の密度が低いんじゃないかなあと思います。
なにしろパッケージにもある車体正面下のドーザーブレードと思しき構造物が完全に省略されててて、砲塔もディティールが甘くのっぺり感が強い。車体後部にはあってしかるべきワイヤーなどの付属物も見えません。T-90Aではあったのに。
で、例のごとく少しだけお遊びディティールアップ。
このあまりにのっぺりした砲塔を少しでも埋めようと、スモークディスチャージャーやらミサイルセンサー攪乱装置(?)やらに張られた配電用のコンジットを、真ちゅう線でテキトーに再現。あくまでテキトーに。
そしてロシアの戦車には欠かせない丸太んぼう。これはランナーを切ったモノで再現。こんなんでいいのかと思いつつ、これも超テキトーにつけたワイヤーをつけて、懸架っぽく接着します。 実際の戦車、ぜったいにこんなんなってないけど、まあ丸太が見えることが重要。
で、ちょきちょきと組み立てたらサーフェイサーをばーっと吹きます。
GSIクレオス(ミスターホビー )のサーフェイサー・オキサイドレッドって、ほんと真っ赤になるんですね……。写真では下地が緑だから際立って見えるってのもあるけど。モデルカステンの丸サフ・オキサイドレッドは、もう少し落ち着いた色だった。高かったけど。
で、またシタデルカラーで筆塗りします。
あんまりオキサイドレッド塗った意味、なかったかな……。色は以前作ったT-90Aと同じレシピにします。ただ今回は2色迷彩。
色の境目は、ドライブラシできもちボケを出します。
で、デカールを貼る前に繊細とはとても言えない筆塗りだから、表面の凹凸も多かろうと思い、すこしでも均すためにいったんクリアコートを吹いてテカテカに。
ウォッシングとドライブラシをして、ひとととり塗装が終わりました。
以前のT-90Aとともに、出来立てを撮影。
砲塔に大げさにつけたコンジットで、のっぺりした感じが少し削減できたかな?
このあとは土台を作ります。