Part1(迷彩練習編)はこちら
小さいながらもキレイなフォルムの装輪装甲車 "LAV-25" のクレーン車仕様 "LAV-R" に、ウェザリングをかけてみました。
前回エアブラシのフリーハンドで描いてみたテキトーな迷彩をごまかすため、よりテキトーなウェザリングをぶわーっとかけてます。もはや埃と泥まみれで元の迷彩がどうだったかなんてわからなくなるぐらいに。
機体はほとんど無改造。実車にあるクレーンに張られてる通電ケーブルらしきものも作ってません。アンテナもなし。今後余裕があれば付けたしたいです。
クルマに表情をつけようと、8輪のうち前4輪はすこし左方向に曲げてみたんですが、うーんこれも失敗。歪んでみえるだけですね。
ウェザリングは "M2A2" のときと同じ、アクリル塗料のアルコール落としに、ウォッシング用エナメル塗料の重ねがけです。アルコールは例によってぱしゃぱしゃやってたら、気づかないうちにヘンなところに液がたまっちゃって、跡がのこってます。塗料が落ちて下地が見えたところもあるけれど、ま、味ということで。
ハガキ大の台の上にちょこんと乗る程度の大きさなのに、装甲車らしいクッキリした装甲のラインがでてて、すっごくかわいらしい模型です。
唯一の改造点は、後部ハッチの上につけられた取っ手を真鍮で作り直したこと。こんな小改造でも、機体が少しリアルになったような、手ごたえが感じられて、うれしいものです。
戦闘車輛というカテゴリーのなかで、破損した車輛を助けるために作られた機体。そのために備え付けられたクレーンは、その用途以上の可能性さえ感じさせる、ドラマチックなクルマです。
次は、こんな汚しをかけた機体に、それらしい舞台を用意してあげたいと思います。
作りかけの航空機模型の再開が、ますます遅くなるな……。