旅と模型

Gaso Line's "Travel & Build" weblog

模型製作: 1/35 M2A2 で塗装の練習を

タミヤ 1/35 アメリカ陸軍歩兵戦闘車 M2A2 ブラッドレーです。

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AFVモデルに手を出してみようと思い、選んだのがこれ。月刊アーマーモデリング2012年6月号の連載『現用戦車は燃えているか』で製作講座があったため、教科書にして作ってみました。

まずは隗より始めよってことで手順どおりに組み立てて、塗装もレシピを守って以下の通り。

  1. オキサイドレッドのサーフェーサー
  2. サンディーブラウン(ラッカー)でムラを残しつつ基本塗装
  3. タン(ラッカー)でハイライト
  4. デカールを張ったら光沢クリアー(ラッカー)で全体をコート
  5. タミヤのバフ(水性・日本語で言うと“もみ革色”?)でアルコール落とし
  6. ブラウンの筋彫り用塗料(エナメル)で汚し。

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タンでの陰影つけはエアブラシでいろいろと試行錯誤して、それが楽しかったんですが、バフのアルコール落としをかけたらほとんど消えちゃいました。

アルコール落としは色んなサイトや雑誌の情報を見たうえではじめたんだけど、やっぱり初心者にはコントロールが難しかった……。薄いバフを吹き付けたらほとんど間髪をおかず、アルコールをかなりバシャバシャとかければいいってところまで判ってきたんですが、効果を出したいところに色が乗らず、乗らんでいいところにヘンな模様がついてしまう。

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後部のワイヤーはMr.メタルカラーのステンレス色をこすり付けてからバフをかけてますが、もうちょっとハッキリと見えてよかったかも。

前照灯・尾灯はシタデルカラーのシルバーを塗ってから、光沢クリアーとクリアオレンジを乗せてます。尾灯もクリアオレンジにしちゃってますが、本当は赤ですよねココ。

履帯カバーは写真を見るとゴム製なんで、タイヤブラックをゆるく塗ってます。

砲塔後部のバスケット部分はクリアコートを忘れたため、アルコール落としのかけすぎで下地の赤がすこし見えちゃってます。あと、後部ハッチのピラーを上下逆につけちゃった……。

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機関砲・機関銃の銃身はメタルカラー・ダークアイアン色。先端のフラッシュハイダーのあたりにステンレス色を少し、こすりてけてます。メタルカラーの光沢を出すため砲塔をごしごしこすってたら、熱でくにゃっとなっちゃってビビりました。なんとか戻したけど、まだちょっと歪んでます。これ撃ったら暴発ですね。

車体の側面装甲や砲塔の上部はアルコール落としが(ヘタながら)乗ってますが、砲塔正面はうまく乗らず、まんまプラスチックみたいな印象。

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難しいといえばデカール貼りも難しかった……。こんな破れやすいもん、何枚も貼るなんて無理! てなわけで目立つ部分だけ貼って細かいのは全部無視しました。上からかけたウェザリングで、なんとか馴染んでくれたかな。

なお模型の工作は、これも製作講座にあったとおり、砲の開口部を掘ったり牽引フックを開口したり程度の小加工にとどまってます。

キットの説明書には、アンテナは0.3mmのしんちゅう線を使えとかいてありましたが、なんとなく見た目太いかな、と思ったので0.2mmを使ってます。ひと工夫として、さきっちょにゲル状の黒い瞬間接着剤をちょぴっと付けて、キャップを再現しました。長さは説明書通りだけど、ちょっと長すぎたかしら?

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このキット、最新のものは M2A2 ODSという湾岸戦争時の形状にアップデートされて発売されてますが、私が購入したのはひと世代前のM2A2です。静岡ホビースクエアの展示を見たときに、ショップで旧キットが山積みになってたので買ってきたもの。

模型って楽しいけど手間がかかるしな、と躊躇してたんですが、このとき店番をしてたおっちゃんが「ちゃちゃっと作ってばーっと色塗ればいいんだよ楽しむんだから」とか、いろいろと言ってくれて、再びやる気になったのでした。ありがとうおっちゃん。