旅と模型

Gaso Line's "Travel & Build" weblog

アオシマ ワールドネイビー 1/2000 CV-6 空母エンタープライズ 対 NCC-1701-D エンタープライズ

280円で売っていたアオシマの ワールドネイビー 1/2000 エンタープライズを組んで遊びました。ビッグEの愛称で知られた、大戦期の米海軍空母 CV-6です。大きさ僅か12cm。

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調べると、どうも大昔にバンダイから出ていた模型の復刻のようですね。このミニ海軍艦シリーズ、儲け出るんでしょうか? あんまり数量も出てないみたいだし。金型1コ1万円とかで買い取ったのかな。

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艦橋がペラペラ! 実寸に直すと幅2mぐらいしかない計算です。写真を見ても薄いは薄いんですが、さすがにこの倍ぐらいはあったようです。

あまりにも貧相なんで、頑張って0.3mm真ちゅう線でマストを追加し、さらにエッチングのメッシュからレーダーらしきものを。これだけでちょっと充実した気分になれます。

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塗装前。これ材質がふつうのプラスチックじゃないみたいで(塩ビ?)、プラモデル用の接着剤が効きません。おかげで刷毛塗り瞬着剤と黒い瞬着剤が大活躍でした。

黒い瞬着剤は粘度がありスキマを埋められるんですが、混合物のぶん接着力が弱いのか、真ちゅう線みたいな細かなものをつけるときは、通常の瞬着剤のほうが効くような気がします。

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大戦後期の迷彩塗装を再現。シタデルカラーを使ってみました。エアブラシを出さずに気軽に作りたかったからですが、逆に時間がかかり、塗膜も悲惨なことに……。12cmの船体では粗もごまかしようがないです。

ドロっとした塗料への水の含ませかたが難しく、船体は塗りの厚みでガタガタ、もとから薄かった甲板のモールドもほぼ消えました。たまーにちょうどイイなめらかな描き味になるんですがね。

更に、このトロみのせいで塗料が調色スプーンに多めに絡んでしまい、1滴ずつの調色ができないというのも問題。最初に塗った色の再現ができないため、レタッチがうまくいかない。汚しもスケール感でてないし、精進々々、かなあ。

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 で、なんでこんなオマケみたいなモデルを組んだかっつうと、アオシマのもうひとつの 1/2000 エンタープライズNCC-1701-D 惑星連邦宇宙艦隊 USSエンタープライズ新スタートレック)と並べるため。

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D型エンタープライズ、でかい! こんなんが宇宙に浮かんでるのか……。

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大きさは 641m 対 247m で、図面でみるとこの程度の差なんだけど、立体でみると容積の違いが圧倒的! ワープエンジンナセルに乗っちゃいます。

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現実のCV-6 エンタープライズだって、実物を見ればきっと壁のように巨大だったはずで、24世紀の人類の造船技術の恐ろしさを感じた次第。