承前(2013年12月のつづき)。ロシア海軍アドミラル・ヴィノグラドフ号を見学したら、そのまま駆け足で天橋立まで観てしまおうというのが、今回の旅。こんなにきれいな海だとは思わなかった!
東舞鶴から天橋立までは、鉄道のルートは複数あるものの電車の本数がないので、タイミングによってけっこう時間が前後する。お昼の電車は、東舞鶴からJR山陰本線の福知山まで出て、北近畿タンゴ鉄道 たんごリレー特急に乗り継ぐルートで1時間半だった。
特急列車KTRタンゴディスカバリーは、可愛らしい外見だけれど気動車なので、ディーゼルのごろんごろんという派手な音が楽しい。振動も結構するけど。
天橋立駅前はふつうの何もない田舎風で一瞬戸惑うけれど、ちょっと歩けば砂州の入り口、知恩寺の門前町が見えてくる。こちらにまっすぐ行かず、一旦線路を渡って裏山の展望台(天橋立ビューランド)に、ケーブルカーで登ってみる。凄い景色だ。
2012年に仙台の松島に立ち寄っているので、どうせなら日本三景観てしまおうという思いだったけど、松島以上に海の美しさが印象に残った。考えてみると、人生ではじめてまともに日本海を目にした。静岡に住んでた頃は日本海なんて空想の産物だと思うぐらい遠いところだったからな。
知恩寺は門構えは立派だけれど、それほど大きくないお寺。門の手前から右に折れ、橋を渡って砂州に出る。砂と海の美しさを体感する。雪が降る前の最後の晴天だったらしく、秋の終わりの青い海が満喫できた。しかし松林を対岸まで歩き切るのは、さすがにしんどかった……。
帰りは遊覧船で。にわかに曇りだして、日が暮れると雨になった。ほんとうに最後の晴天だったのかもしれない。
門前町で少しお茶をしたあと、駅の横に建ってる温泉施設に入って、そのまま再び舞鶴に取って返す。駅前のガイドに載っていた松葉蟹の店で卵のついたセコガニをいただく。
小ぶりでお安く、味噌も卵も珍味。これで今回はおしまい。東舞鶴から出るバスで三宮まで出て、そこから0時過ぎの寝台列車にのって、朝には東京につく。40時間のクイックトラベル、完了。
Nゲージ A2771 北近畿タンゴ鉄道KTR001型「タンゴエクスプローラー」改造時3両セット
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