旅と模型

Gaso Line's "Travel & Build" weblog

模型製作: 1/72 AS-90 & Pzh2000 自走榴弾砲 Part1 組み立て前編

大戦期の1/72戦車を作ったあとは、ふたたび現用の戦闘装甲車両にチャレンジ。米軍でも陸自でもなくNATO軍、戦車ではなく自走榴弾砲、です。1台目はトランぺッターの 1/72 AS-90(イギリス陸軍)、2台目はレベルの 1/72 Pzh2000(ドイツ陸軍)。チャレンジャーだのレオパルドだの、主力戦車のような気の利いた愛称もない比較的マイナーなAFV。

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先に手をつけたのは、1/72 AS-20のほうでした。以前のメルカバも、前回のシャーマンも、ずいぶん簡単にできたので、今度もサクっと終わると思ったらぜーんぜん違った! もうパーツが合わないのなんの。 

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今回の模型は、履帯がひとコマひとコマくっつけるタイプでした(湾曲部のみ)。実はこの前に別の1/72模型でトライして、大失敗して組み上げられなかったことがあったので、慎重に、ちょっとづつ重ねていったものの、それでもこのガタガタっぷり。

転輪の組み方はいろいろテクニックがあるそうですが、1/72だとなー。組み合わせはタイトだし、接着剤の利き方も違うので、いまの自分の技術レベルでは、1枚1枚転輪につけていくしかない感じ。

さらに困ったのが、転輪。フツーに組み立ててスポっと刺したつもりが、歪んでバラバラの方向を向いてる。修正も考えましたが、ものすごく難しそうだし面倒だしで、諦めました。履帯にあるセンターガイド(歯車の歯みたいなの)が、ちゃんと溝に収まるか不安でしたが、なんとかいけました。 

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いつもちょっとずつディティールアップを加えてるんですが、今回車体のハッチの取っ手をとりかえます。あと砲塔横の開閉部のレバーもくっついちゃってるんで、切り込みを入れます。

更にワンステップ上をめざして、めんどくさそうな砲塔上のカゴの格子を、ちゃんとエッチングパーツで穴の開いたメッシュにします。 

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で、コレ。0.3mmの真ちゅう線で作った車体の取っ手はテキトーすぎて、右と左で大きさがバラバラというていたらく。カゴはハセガワのモデリングメッシュ41(ひし形L)を切り貼り。どうしてもヨレが出てフレームに隙間がでるようだったので、粘度の高い黒い瞬着剤を使ったものの、はみ出てメッシュがつぶれてしまう。普通のサラサラ瞬着剤でぎゅっと押さえたほうが、うまくいくことが分かりました。これはやった甲斐があった。

ただ、籠のフレームが、砲塔としっかり付かない。砲塔自体に大きな段差があるのが原因。ここを埋める根性は尽きていたので、放置です。

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完成一歩手前。ハッチは開けて、プライザーのフィギュアを搭載。車体側面のワイヤーは純正のヒモを使ったんですが、毛羽立ってしまいこれが最大の残念ポイントでした。塗装のときにごまかせればいいんだけれど……。

両端のフックは一度切り離して付け直し、立体感を出そうとしてます。 

これ以外にもパーツの間にスキマがあきまくりで、黒い瞬着剤や透明クリアパテを使い、埋め埋めけずりけずりしてなんとか完成。

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で、勢いでレベルの 1/72 Pzh2000も作っちゃいました。

後編に続く。