旅と模型

Gaso Line's "Travel & Build" weblog

『第9回軽便鉄道模型祭』ナローゲージ模型を見てきた!

散歩をしようかと思っていたら、Twitterに目黒さつき会館で『軽便鉄道模型祭』なんてイベントがやってると流れてきて、すこし見学させてもらうことに。

凄かった!

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こちらペアーハンズの新潟頸城(くびき)鉄道線のOゲージ模型。

軽便鉄道って、日本の普通の汽車・電車の線路幅(1067mm)よりさらに狭いゲージ(概ね762mm)を走る鉄道のこと。日本の鉄道模型界では、この狭いゲージをナローゲージと呼んでいるそうだ(本来のナローゲージとは少し違う)。

軽便鉄道は明治期から自動車が普及する昭和中期頃まで、各地で走っていたそうだ。静岡のうちの田舎のあたりでも、藤枝から海辺の浜岡をまわって袋井に至る日本最長の軽便鉄道、駿遠線というのが走っていたという。ワタリガニ売りの婆さんがこれに乗って山のほうまで売りに来ていたらしい。

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Oナローモジュールクラブさんのレイアウト。

軽便鉄道は軌道が狭いので、車体も当然すごく小さい。以前乗った大井川鉄道井川線(記事リンク)はもともとこの軽便鉄道として設計されていたそうなので、まさにあんな感じなんだと思う。

それを鉄道模型の、HOゲージ(1/87)やOゲージ(1/48)で再現したナローゲージモデルを展示・販売するイベントがこれ。

たとえばHOゲージでナローゲージを再現する場合、Nゲージ(1/150)用につくられた通常規格の線路がサイズ的にうまくあって、転用できる。一捻りあって楽しい。奥が深い。

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こちらがHOゲージのレイアウト。下電レイアウト、でいいのかしら? すみません飛び入りなんで。奥の自動車がだいたい3cmぐらい。

Nゲージサイズの比較的狭い空間の中に、相対的にサイズの大きいストラクチャーを詰め込むことができるので、密度感のあるレイアウトが堪能できる。

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こんな可愛くファンタジックなモノも。O.MORO Design さんの出店品。超省スペースで動く、飾れる!

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クラシック ストーリーの電飾された屋台の列。これも1/87。

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例のノスタルジー映画のミニチュアも。これで10センチぐらい。

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木曽モジュール倶楽部(KMC)さんのレイアウト。渓谷の美しい風景。写真に撮ると、ほんとに水が流れているように見える。

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トタン板の塗装はざっくりと大胆な色づかいなのに、それがリアル。逆に、現実世界は意外とビビッドな色の組み合わせで成立していると気づかせてくれる。

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井川線の旅を思い出させるレイアウトでした。

動く模型の楽しさを再確認。よいもん見させてもらいました。